【東京銭湯】昨今銭湯事情や裏側を知りたい! 働き方体験ツアー(第1回)の参加体験談

2019年12月19日木曜日

銭湯学/入浴学 東京銭湯

t f B! P L
【東京銭湯】銭湯 働き方体験ツアー(第1回)参加体験談

銭湯 働き方体験ツアー


※はすぬま温泉ご主人近藤氏とメソポ先生※

概要

公衆浴場(銭湯)は、入浴機会の提供だけでなく、
地域交流、高齢者の健康増進や見守り、日本の歴史・文化を体験する場など、多様な役割を担っています。
そのため、東京都では、銭湯の事業が継続していくことを目的として、平成30年度から、「東京都公衆浴場活性化支援実証事業」(銭湯ラボ)を実施しています。
この度、都内銭湯での仕事に関心のある方などを対象に、銭湯のバックヤードを見学するとともに、実際に働き方を体験していただく

公式ページからの引用

本日は上記の働き方体験に参加してきましたので、
その体験談をまとめさせていただきました。

※思ったよりも長文になってしまったため、
一部省略および分かり易くするために、あえて盛っている箇所がございます。
ご容赦ください。

スケジュール/会場

2019年12月19日/会場はすぬま温泉
11:30~11:55 集合
12:00~12:05 開会・趣旨説明
12:05~12:15 銭湯経営者によるお話(業界の現状、経営について)
【銭湯経営者】近藤 和幸氏/はすぬま温泉経営者からのお話

12:15~12:35 バックヤード見学
2グループに分かれて、脱衣所、浴室等の見学

12:35~13:15 清掃体験
2グループに分かれて、浴室、脱衣所の清掃を体験

13:15~13:30 銭湯内の写真撮影
13:30~13:55 銭湯経営者と参加者による質疑応答
13:55~14:00 アンケート記入・記念撮影
14:00 閉会

体験談


曇り時々小雨となっている不安定な天気の中、
午前11時頃、池上線「蓮沼駅」に到着。

予定時刻30分前についてしまったので「蓮沼駅」前を散策。
六道土手と蒲田を行きかうバスが走り、
交番、中華料理店「珍萬楼」、コンビニエンスストアが見える、
こじんまりとした風情のある駅。

駅前のコンビニエンスストアを覗くと、
イートインスペースがあり、ちょっとした休憩に丁度いい。
ここでコーヒーを飲みながら11時30分になるのを待った。

はすぬま温泉

時間を過ぎたのでゆっくりと会場に向かうと、
ほんの数分で会場の「はすぬま温泉」に到着、時刻は11時40分頃。
駅前の交番を左に折れ、わずか2分の激近銭湯である。

入口では主催である「日本能率協会総合研究所」のスタッフが受付をしていた。
名前を伝え名札を受け取り中に入ると、
スタッフとすでに到着していた10数名の参加者の姿があり、
脱衣所のロッカーを利用させていただいての準備が進められている。

清掃体験などのため、上半身Tシャツ、
下半身短パン&裸足(もしくはズボンのすそをまくる)にするなど、
各々対処をしてして開始時間の12時を待つ。

開会・趣旨説明これは前述の概要部分を再度周知・啓蒙する内容で、
「日本能率協会総合研究所」のスタッフ前原氏が進行をなされた。

いよいよ開会!

開会・趣旨説明後、すぐに会場のオーナーでもあり、
東京都浴場組合理事長でもある近藤 和幸さんと奥様の美枝さんから、
業界の現状、経営についての談話。

銭湯経営者による業界の現状、経営についての談話


ここ数年(5年あまり)の間に、廃業銭湯はあるものの、
一浴場一日当たりの平均入浴人数は徐々にだがアップ傾向にある!
※これは東京都情報サイトでも詳細が見れます※
※延べ利用者総数は変わらずに減少傾向にあるため注意※

若者の利用者やマスコミの関心も増加傾向にあり、
Tokyo Sento Festivalと題し、
2020年はSENTO(銭湯)を世界に発信していき、
今以上に銭湯のファンに対する熱量をあげ戦闘状態にしていきたい!

今回の体験を通じてフロントにただ座っているだけではない、
銭湯運営のキツさの一旦でも体験して欲しい、
また体験を通じて、もしくは日々の銭湯入浴において、
「銭湯の魅力」を少しでも感じてもらえたならば、
SNS、ブログなどを通じて拡散、啓蒙活動に活かしていただき、
世界へSENTO(銭湯)を紹介する一翼となってもらいたい。

一部筆者が感じた印象を分かり易くするため、
加筆・調整・文脈の順序変更をしておりますのでご留意ください

以上のような熱い談話が行われました。

銭湯の裏側を見学

談話の後、まずは銭湯の裏側を見学。

自家発電設備、バーナー(平釜)、

温泉の源泉汲み上げ場所、
煙突とタンク、
そしてタンクから水を流し一時的に湯を貯めておく貯水槽、
バックヤードの浴槽管理メカ、

炭酸泉用の機器&ボンベを見学。


そして
脱衣所では壁の漆喰の解説、

中央仕切りの上部にある木はリニューアル前からの材木ということを教えていただき、
浴室では中央の中ばめの絵の由来(春・夏・秋・正月・冬を表現)、

タイル絵の由来が、男湯は昇仙峡、女湯は日光であると解説。

清掃体験

続いて清掃体験です。
これは2グループ男湯と女湯に分かれての作業体験。
今回は浴槽の清掃はなく、浴室の浴槽以外の部分の清掃体験がメイン。

デッキブラシでの床清掃。

雑巾でのカラン(シャワー・鏡、蛇口および近辺の壁)清掃。

桶の清掃、椅子の清掃。
他、壁面の拭き掃除ect,ect…

私はデッキブラシと、鏡磨き、

椅子の清掃などを体験させてもらいました。

特に感じたのは、
デッキブラシは想像していたよりも2倍程重かったということ!

事前に映画「私は光をにぎっている」を見て、
デッキブラシの使い方などシミュレーションしていましたが、
終わったあとは腕が軽い脱力感を感じる程で、
現在の体験談をを書くキーボード操作中も腕に違和感を感じている程です。

清掃体験は男湯は6~7名で強力して35~40分程で終わりましたが、
実際の営業時はこれを1名(男女湯合わせて2名)、2時間で終わらせてると聞き、
参加者一同驚きと、作業の大変さを実感いたしました。

質疑応答~まとめ

清掃終了後は、近藤ご夫妻との質疑応答。
色々な質疑がありましたが、一部抜粋して記載いたします。

Q、他業種とのコラボなど計画はありますか?
A、もちろんある。例えば行政のとある部門と協力し、
幼児とその親を対象にした親子入浴会などで、
親子のふれあいの機会を増やすとともに、
銭湯を身近に感じてもらえるチャンスを増やす活動など。

Q、廃業銭湯の大きな理由はなんですか?
A、これは様々な理由があるけれども、大きくまとめると後継者がいないということ。
高齢になった経営者が引退する際に、後継者がいない場合や、
後継者がいたとしても経営状況が芳しくない場合、
もしくは今後発生しうるであろう改修費を考慮した際に、
運営が厳しいと判断した場合などが理由になる。  

実際にはすぬま温泉も長男が将来的に継ぐであろう可能性が無ければ、
2年前のリニューアルはなかったであろう。

Q、銭湯での就業募集情報など一括して、
銭湯サイトに掲載することなど計画しては如何か?

A、実現したいが、現状は困難である。
大田区は事業継続、引継ぎに向けて様々な取り組みをしている。
例えば海外で銭湯を開業したいと夢を持つ学生に、
将来のために実際に銭湯体験をしてもらう活動や、
企業とのマッチング事情を試みている。

Q、リニューアルの理由と費用を教えてください
A、先ほどものべた通り、私の代でのリニューアルは最後のつもりで、
あとは子供たちに任せる予定です。
そのため、自分の集大成にするつもりで自分好みに思い切って改装した。
それは協会の理事になって数年目のことで、
自分自身が率先して今後の銭湯業界の道しるべ、先駆けになるべく、
銭湯の施設充実だけではなく、地域貢献も目指して改装した。

例えば脱衣所の中央部分を稼働式にして、
大きな広間として利用できるようにしたのも、
ちょっとした集会に使えることは勿論のこと、
災害時の避難場所としての一時利用も出来る様にするため。

行政とも協議し30名程度が3日間過ごせるだけの、
食料や飲料水、毛布なども備蓄もしている。

そして改装の費用ですが***
※これは参加者だけのオフレコです、申し訳ありません※

その他、昨今のタトゥー入れ墨の問題や、
最近起こったお客様とのトラブルの事例をお話くださり、
とても有意義な時間となりました。

補足事項として、家庭風呂所有率98%を超える現代、
今後どういった銭湯を目指し地域貢献をしてゆくのか。

お子様やお年寄りのサポートも考慮した内容を、
実際の事例を紹介され、
私たち利用者も、お子様やお年寄りの様子を見たうえで、
懸念点があれば利用している風呂屋にちょっと報告するだけでも、
助かるということを仰られていました。

さらにお得情報として、
来年2020年にNHKの「趣味どきっ!」という番組において、
ドラマ仕立ての銭湯紹介が7~8回程にわたって作成される予定だというサプライズも!!

これは要チェックですね!!

一部筆者が感じた印象を分かり易くするため、
加筆・調整・文脈の順序変更をしておりますのでご留意ください


※貴重な脱衣所の中央部分を外した後、再度はめる時の写真※


※ご主人近藤さんと、一緒に体験したメソポ先生、高野さん、そして私の写真※

以上の様な貴重な体験をさせていただき、
これまで以上に銭湯に対する魅力を知っていただける様な、
記事であったり、自作漫画を描いたりといった
銭湯紹介によって協力させていただければなと感じました。

この体験談を通して、
少しでも銭湯の魅力を感じていただければ幸いです。

本日は以上


話してる人

湯屋神様と私/God&Me


本日もありがとうございました。
良かったらTwitter、Facebookなどで、
共有お願いしますね♪
Please share on Twitter & Facebook


話してる人

私/Me


ちなみにイベント後に「はすぬま温泉」スタッフさんに教えていただいた、
蓮沼駅前の中華料理屋「珍萬楼」に行って食事してきました。

とても美味しかった♪

※食レポはコチラ※

この記事が気に入ったら、投稿者をフォロー
Twitter ⇒
Instagram ⇒Instagram

このブログを検索

自己紹介

自分の写真
銭湯ガイドマイスターを目指して日夜勉強中&銭湯通い。 入浴とは全く違う職種でパニック障害とウツを併発し休職。 健康を取り戻す&社会復帰のため、 銭湯入浴を日常生活に取り入れ回復に努める傍ら、 オススメの東京銭湯を中心に紹介

過去の記事

QooQ

PAGE TOP