温泉偽装問題再び!大阪の人工温泉偽装問題騙されないためには?

2019年8月30日金曜日

温泉/スパ銭 銭湯関連

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大阪で温泉偽装問題発生


こんにちわ
久しぶりに温泉偽装問題がとりあげられましたね…

さて…温泉偽装問題といえば、
いまだに2004年の白骨温泉の入浴剤問題が例に挙げられるのですが、
今回もそうなるのでしょうかね?

ということで今回の問題と白骨温泉との問題点の相違点や、
騙されないようにするための注意点などを
記載していきたいと思います。

大阪で起きた温泉偽装ってどんなこと?


施設の運営会社が嘘をついていた

 今回問題点として報じられたのが大阪府泉佐野市の
岩塩温泉りんくうの湯」などです。

嘘の内容は温浴施設内の特定の浴槽で使用しているお湯(温水)についてです。
「岩塩温泉」と称し
「ブラック岩塩」と「ピンク岩塩」を使用していると表示。
その効果や分析試験成績を掲示するなどして、
W効果のある温泉であるかのように見せかけた

実際にどんな不都合があるの?

個人的な見解で申し訳ありませんが、実際問題として2つではなく、
1つの岩塩しか使っていなかったとのことですので、
景品表示法違反で大阪府から措置命令を受けたということのみで、
人工温泉としての効果は若干はあったと考えられる。

お客様にとって不都合な点であるのは、
2つの効果が期待できると思ったのに1つの効果だけだった」
という1点です。

「1点でも効果があるなら、風呂の設備やサービスも良いし構わないよ。」
と寛容なご意見や、
「2つあると期待していたのに、もう2度と行かない!!」
という辛辣な意見もでると予測しています。
個人的には前者なんですよ…甘いんでしょうがね…

白骨温泉問題との違い


白骨温泉の入浴剤は色付け目的だけだった?

白骨温泉の問題については、
ここでは詳しく明記しませんが、
簡単にまとめると下記3点です。

[1]温泉の成分は湯温はしっかりしている
[2]季節気温などの状況により色が薄かったり、
透明な時がありお客様から苦情がきた。
[3]透明度が高い時などに色付けのため入浴剤を入れるようにした。

温泉であることは間違いないし、
泉質なども十分、でも色付けがバレた時に物凄く批判をあびたんですよね。

温泉は生き物と同じで状況に応じて変化するということ、
これを理解できていないお客様が多いことが問題発生の引き金になっていますし、
温泉の効能自体は問題なかった

岩塩温泉りんくうの湯の問題点

[1]温泉と岩塩を混ぜたハイブリッドな温泉と書いていたが温泉は数年前にやめていた。
[2]岩塩2種類と記載していたが、実際は1種類だけだった。

結局は温泉ではなく岩塩泉ということ。
一種の薬湯だと考えて入浴すれば全く問題はないのですが、
温泉と表示した、嘘がいけなかったんですね。

白骨温泉のケースと比較してどちらが悪質だと思いますか、
個人的には後者かなと思ってしまいますが、如何でしょうかね。

「天然温泉」実際は工業用水


工業用水は汚い?風呂に使用してはいけないの?

上記の【「天然温泉」実際は工業用水】という文章は、
某ニュースサイトの見出しに使われていたものですが、
非常にキャッチーであたかも工業用水を使用していたことが、
問題としている様に見えます。

ただし濾過洗浄することを条件に工業用水利用は禁止されておりません
濾過洗浄は規定値通りしていた様ですので、
今回の被害が工業用水=汚い水で入浴していたということではないので、
勘違いしないでくださいね。

問題を起こした経緯って?

10年前の開業当時は現地で湧き出たお湯を使って営業していましたが、
6年前市の条例改正で入湯税の課税対象となったため、
工業用水に切り替えたということみたいです。

この時点で「濾過水」を使用して岩塩と混ぜ、

人工温泉を作っていますとハッキリと明記しておけば

問題はなかったと思いますね。


大和ハウス工業の今後について

大和ハウス工業は「真摯に受け止め信頼回復に努めたい」と表明していると
ニュースでは取り上げられていましたので、
「温泉ではなく薬湯ですよ」「温泉施設ではなくスーパー銭湯ですよ」
そんな表現に変えてくれるだけで私は良いなと考えていますがどうでしょう。

どうしたらだまされないの?


実はこの点が非常に難しいんですよね…

白骨温泉の偽装問題が発覚した以降から、

「温泉法は厳しくなり、温泉自体は「温泉分析表」を表示する
+
10年ごとに再調査とその結果への表示切替え」

上記をする様になっていますが、
今回はそれも改ざんされていた様子ですので…
一般の人が気付くのは困難であったと思います。

最後に

ただ入浴って、広い湯舟にユッタリとつかるだけで、
家庭風呂よりもリラックスできますし気分も良くなると思います。
個人的には「騙されても良いや」というつもりで、
温泉やスパ、銭湯に行けばいいと思います。

それと馴染みの銭湯が温泉の場合など、
店主の人柄で十分に判断できます。

東京都の公衆浴場組合の規定は厳しいので、
温泉分析表の掲示なども併せて確認すればほぼ大丈夫!

それに信頼できる温泉銭湯の店主と出会えると幸せですよ

以上です、



集客のためだと言っても
嘘はイカン!
いずれバレてしまうぞ!



単純な薬湯でも施設がしっかりしていたり
信頼できる店主の元であれば通います!
皆さんも信頼できる銭湯や施設を見つけてくださいね♪



話してる人

湯屋神様と私/God&Me


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自己紹介

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銭湯ガイドマイスターを目指して日夜勉強中&銭湯通い。 入浴とは全く違う職種でパニック障害とウツを併発し休職。 健康を取り戻す&社会復帰のため、 銭湯入浴を日常生活に取り入れ回復に努める傍ら、 オススメの東京銭湯を中心に紹介

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