台東区銭湯「湯どんぶり栄湯」からの帰路_吉原観音や蛇骨湯への寄り道で寂しさを感じる!_東京ゆらん5_第013回

2019年8月26日月曜日

散歩~史跡/公園等 銭湯関連

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東京ゆらん2019散歩_013回帰路

東京ゆらんを巡る散歩13回目の帰路です。
台東区銭湯「湯どんぶり栄湯」さんからの帰る際に、
訪問時とは別ルートを選択し、
史跡などをや思い出の銭湯を巡った模様を紹介していきたいと思います

湯どんぶり栄湯から別ルートで帰路

湯どんぶり栄湯から別ルートで帰ることにしたのですが、
2つの目的をもって散歩をしてみることにしました。

1:吉原を縦断

訪問時に吉原遊郭跡を経由した際には、
色街の雰囲気はあまり感じられない端の方だけだった印象でしたので、
ど真ん中を縦断し浅草方面へ行くルートを選択。

その途中で史跡などを発見した場合立ち寄ってみること。

2:蛇骨湯の現在を見る

2019年5月31日をもって廃業した
歴史ある銭湯「蛇骨湯」の現在を見てみたかった。

廃業後の建物は残っているか、
それとも取り壊されてしまったのか、
確かめて帰るということ。

以上2点のルールで今回は帰宅することに。

吉原縦断

吉原入口までのルートは行きと同じ
 見返り柳を通り

吉原大門跡と経由

吉原遊郭跡

吉原の中心部を徒歩で散策

吉原の中央を縦断したのですが
遊郭跡など歴史的な史跡を感じられる箇所は見受けらない。
歌舞伎町の様な繁華街も想像していましたが、
華やかな雰囲気もなく逆にヒッソリとした住宅地の様な感じが、
逆に異様にも感じられます。

時間帯が早かったのか、それとも規制が厳しいのか、
大人の遊び場などへの客引きなども、
歌舞伎町に比べると控えめに感じました。

吉原神社

吉原縦断の終盤になってようやく右側に史跡をみつけたので、
立ち寄ってみると、そこは吉原神社でした。

吉原神社が祭っているのは
稲荷神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と、
弁天様である市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)。

調べてみたところ開運、商売繁昌、技芸上達を祈願する神様。
場所柄なのか、
吉原遊郭の鎮守の神として古くから崇敬されていた様です。

芸事の上達や商売の繁盛を祈願している方は、
立ち寄ってみては如何でしょう?
なお、もともとこのあたりには五つの社があったようですが、
明治5年に合祀されることになり
「吉原神社」として創建されたもので建物としては比較的新しく見えます。

新吉原花園池 (弁天池) 跡碑

吉原神社を出てさらに進むと左手にも、
史跡らしきものが見受けられましたので立ち寄ってみることに。
 弁財天 吉原神社と書かれた登り旗が多数あり、
吉原神社との関連した施設であることが見てとれます。
 中に入ってみるとこの史跡の説明書き
江戸時代初期にはこの近辺は湿地帯であり多くの池が点在していた。
江戸時代に多数の池は埋め立てられ遊郭が建てられた様ですが、
この一角だけは池が残っていたそうです。

この池は、花園池・弁天池と呼ばれていたのですが、
1923年の関東大震災で建物の多くが火事となったおり、
遊女この池に逃れた際に500名近くが溺死してしまったそうな。

この場所は吉原神社の管轄となり供養のため
慰霊碑と観音像が建立したとのこと。
この施設はサイズ的には小さく一周回っても5分程度で回れてしまいますが、
端の方に小さな池が残されており、
花園池・弁天池の一部が残されているということがわかります。
私も観音像、慰霊碑に手を合わせ往事を慈しみました。

皆様も関東大震災で犠牲となった多くの遊女のために、
手を合わせに訪れてみては如何でしょうか。

浅草国際通り

花園池・弁天池跡を出て、そのまま直進すると
浅草国際通りにぶつかります。
浅草国際通りはかつて松竹歌劇団などの公演で連日賑わった
『国際劇場』が名前の由来となっているそうで、
現在その跡地には浅草ビューホテルが建ち新たな名物となっているそうです。

ただ銭湯・温泉ファンの中では、
「浅草ROXまつり湯」がある通りと言った方が
分かり易いかもしれません。

浅草ROXまつり湯

「浅草ROXまつり湯」は銭湯ではなく、
スーパー銭湯に該当します。

浴室からスカイツリーを眺められる位置にあり、
蛇骨湯が廃業となった今となっては、浅草で入浴できる貴重な施設です。

参考までに公式サイトのリンクを貼っておきますので、
興味のある方はチェックしてみてください!

蛇骨湯

「浅草ROXまつり湯」を過ぎ2つ目の道を左に曲がり、
さらに右に進むと元蛇骨湯跡です。

いったいどんな感じなのか…


 シャッターが閉まり、
三角コーンとコーンバーで入れない様に…orz

廃業のお知らせの張り紙

建物自体は残っている様ですが、
予想通り活気はなくて、ひっそりと建物だけ残っている。

蛇骨湯は亡くなってしまったんだなと、
なんとも言い難い寂しい気持ちになりました。

文章書いてても泣きそうになりますが、
沢山の思い出がある銭湯です、取り壊されるまでは、
また定期的に様子を見に来たいと思います。

まとめ

「湯どんぶり栄湯」さんからの帰路ルート
今回は吉原縦断と国際通りを経由し、
蛇骨湯を見て浅草の「田原町」駅から帰宅するという散歩ルートでした。
史跡を巡る散歩の参考にしていただければ幸いです。

以上です、



本日もありがとうございました。
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自己紹介

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銭湯ガイドマイスターを目指して日夜勉強中&銭湯通い。 入浴とは全く違う職種でパニック障害とウツを併発し休職。 健康を取り戻す&社会復帰のため、 銭湯入浴を日常生活に取り入れ回復に努める傍ら、 オススメの東京銭湯を中心に紹介

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