紋日
過去、江戸時代の日本には、
「紋日(もんび)」と呼ばれる特別な行事が行われる日があったそうです。
当然銭湯にも様々な紋日が定められていましたが、
大晦日と、元日も紋日の一つです。
※厳密に書くと、元日~七草までを「松の内」とし、まとめて紋日としている。
紋日の多くは祝日と重なる目出度い日で、
銭湯でも様々な飾り物をしたり、
季節限定の湯を実施したりすることで、
季節感が感じられるようにした様です。
大晦日に入浴しない風習がある?
大晦日の夜にはコタツに入って
紅白歌合戦を見つつ年越しそばを食べ、
除夜の鐘を待つといった過ごし方をする方も多いと思います。
人によっては「1年の垢を落とす」そんなつもりで
最後の入浴をする方もいると思います。
しかし地域によっては、
あえて大晦日は入浴しないという風習を持つ地域がある様です。
大晦日に入浴しない風習とは
様々な説があるようですが、一説によると大晦日~元旦にかけて「浴室、浴槽も休ませる」
という意識を持つ地域があったそうです。
八百万の神々は色々な物に宿るという考え方を想像すると、
浴室、浴槽の神様にも休息を取ってもらおう、
と考えたのかもしれませんね。
ただこれについては、
入浴を控えることで風呂掃除や洗濯をする方も、
元旦に落ち着いて休息が取れるとも考えられますので、
いい風習かもしれません。
禊
銭湯を利用して身心を清める
しかしながら、やはり銭湯好きとしては、大晦日に銭湯に行って1年の垢を落として新年にを向かえ、
新年にも銭湯に行って初湯をいただくという流れをオススメしたい。
普段お世話になっている銭湯に、
大晦日にも行って挨拶をしたうえで、
翌日お年賀の挨拶をすることで身心が清められた様な気になり、
その年もまた銭湯にお世話になるんだという意識が芽生えます。
元日の朝から特別営業する銭湯もあり、
元日の朝に浸かる湯は、
まるで禊(みそぎ)の様な感覚になるでしょう。
オススメのプラン
オススメのプランは2つあり、初詣に行くタイミングによって、行く銭湯を選ぶ方法です。
1、大晦日銭湯に行き1年の垢を落とし、身を清める。
年越し時、深夜そのまま初詣や御来光に行き神々に新年の挨拶。
早朝の銭湯へ行って初湯をもらい新年の吉凶を感じる。
2、大晦日銭湯に行き1年の垢を落とす。
年越しは就寝して休息。
早朝の銭湯へ行って初湯をもらい身を清める。
初詣に行き神々に新年の挨拶をする。
いずれもオススメ出来るプランです。
ご自分の初詣の予定を考慮して決めていただければいいと思います。
1番をオススメしたいのですが、
体力的にも厳しいものがあるので、
体調に不安のある方は2番が良いでしょう。
東京銭湯の年末年始営業
東京銭湯の年末年始営業が、発表されております。こちらを参照いただき、
行く銭湯を決めていただければ幸いです。
皆様の有意義な去年今年を過ごす、
キッカケとなれば幸いです。
本日は以上
本日もありがとうございました。
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